奪衣婆(だつえば)は、三途の川の手前で死んだ人の衣を一枚一枚、剥ぎ取っていく、そして剥ぎ取った衣を懸衣翁(けんえおう)という老爺
にわたす、懸衣翁(けんえおう)はそれを衣領樹(えりょうじゅ)という木に一枚一枚かけていく
衣領樹に掛けた亡者の衣の重さにはその者の生前の業(ごう)が現れ、その重さによって死後の処遇を決まる
三途の川(さんずのかわ)は3つの種類の川である
川の手前で御車(ごしゃ)が横付けされ、その車に乗って霊鷲山にいく死者もいる
そしてまた時を待ち生まれてくるものもいる
地獄の苦しみを受ける死者もいる
これは死んで見ないとわからないものであるが
想像できないものでもない