隅田川花火大会 初めてAI活用の警備実施
東京の夏の風物詩となっていることしの隅田川花火大会は29日に行われます。
大会の実行委員会は、SNSに投稿された情報を人工知能=AIが抽出して解析する警備手法を導入して、トラブルなどの早期発見を目指すことにしています。
29日に行われることしの隅田川花火大会で、大会の実行委員会は100万人に近い見物客を見込んでいて、今回、人工知能=AIを活用した警備手法を導入します。
具体的には、ツイッターやフェイスブックといったSNSに投稿されたトラブルなどに関する情報をAIが抽出して解析し、その情報を基に警備員が現場に駆けつけるということです。
29日は、警備員や地域の人たちなど合わせて6400人の態勢で雑踏警備や見物客の誘導に当たることになっていますが、実行委員会は、AI警備を導入して、警備員の目の届かない場所でのトラブルなどの早期発見につなげたい考えです。
このシステムを開発した新宿区のベンチャー企業の村上建治郎社長は、「SNSに情報をアップすることが当たり前となっている今、情報を素早く得ることができるうえ、効率よく警備できることで警備のコストも抑えられる」と話しています。
大会の実行委員会は、今回のAI警備でえられた教訓を、来年の大会の警備態勢作りにも生かしたいとしています。
NHKニュースより