● 通話要領
無線機による通話は慣れることが大切です。しかし、突発的な事故発生の現
場では、熟練者であっても的確な指示や報告に戸惑ってしまうことがあります。
常に冷静な通話ができるよう訓練を積み重ねておくことが必要です
通話上の留意点を挙げると、次のとおりです。

① 通話を行う際は、
沈着冷静を旨とし、感情に走り、あるいは興奮して、いたずらに大声を発することのないようにする

② 聴取を確実に行い、応答遅延や受信漏れ等を起こさないようにする

③ 自己の通信を他に優先するよう強要しない

④送信は、送信スイッチを押して1~2秒経ってから行う

⑤マイクは、ロから5~10センチメートル離して、普通の大きさの声で話す

⑥ 通話の速度は、日常会話の程度を基準とし、相手方の受信状態や通話の内容によって調整する

⑦通話の内容は、あらかじめ簡明にまとめておく

⑧通話を始めようとするときは、他の局が通信中かどうかを確認する、もしあるときは、至急通話の場合を除 き、その通信が終了した後に行う

⑨呼出しに対する応答がないときは、いたずらに呼出しを繰り返すことなく、チャンネル、電源、音量等を確認する

⑩通話前にそれぞれのコールサインを決定しておく

11、不感地帯を避けるほか、車両のエンジン音その他雑音による支障のない場所を選定する。また、ビルの谷間では、相互の電波到達距離が短くなることに注意する

12、通話中に、しばらく相手を待たせなければならない場合は、 いたずらに電波で独占しないで途中でいったん送信を中止し、他の局に通信の機会を与える

13、送信が30秒以上にわたるときは、至急通話の割込みを容易にするため、約30秒ごとに2~3秒間、電波の発射を停止する

14、頭切れを起こさないよう送信スイッチを押しワン呼吸して、また早口にならないようにする

15、音声は共有しているので乱暴な言葉使いにならないよう注意する

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