生命には十界という10の生命状態が存在する

「十界」とは、生命の境涯を、地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界の十種に分類したもので、仏法の生命観の基本となるものです。このうち地獄界から天界までを「六道」、声聞から仏界までを「四聖」といいます
「六道」とは、もともとは生命が流転する世界を六つに大別したもので、インド古来の世界観を仏教が用いたもので、「四聖」とは仏道修行によって得られる境涯です

地獄界
あらゆる恐怖に苛まれた状態
餓鬼界
眼前の事象に固執する状態、子供を餓鬼というのはここから出た言葉
畜生界
動物的本能のままに行動する状態、食欲、睡眠、性欲、物欲、支配欲など、欲望のままに行動する状態を指す
修羅界
会話を持たず武力をもって解決を目指す状態、日常的な喧嘩から国家間の戦争に至るまでの全般を指す
人界
平常心である状態、だが、人間的な疑心暗鬼を指すともされる
天界
諸々の「喜び」を感じる状態。主に瞬間的な喜びを指す

声聞界                                    仏法を学んでいる状態。仏法に限らず、哲学・文学・物理学、さらには大衆娯楽や子供の戯言に至るまで「学ぶ」状態を指す

縁覚界

仏道に縁することで、自己の内面において自意識的な悟りに至った状態。仏界における「悟り」とは根本的に異なる
菩薩界
仏の使いとして行動する状態。自己の意思はともかく「行動」そのものを指すとされる
仏界
悟りを開いた状態

 

自分だけよければよい、自分本意の警備員もいる

しかしチームで警備業務を行う場合を多い

人を正しく導くには、生命の有り様を心理学的、哲学的に分析する必要がある

慈悲心の優れた指導者になっていかなくてはならない