○警備員が行う交通誘導とは
警備業法や道路交通法等の法令上、何ら特別な権限が認められているものではない
事故の発生を防止するという目的を達成するためには、誘導を受ける側の自発的な
協力が不可欠である
警備員が行う交通誘導と警察官等が道路交通法上の特別の権限に基づいて行う交通整理とは、本質的に異なるのである
警備員の誘導に従い道路交通法に違反したときは、その誘導を行った警備員も同法違反として責任を問われることがある
特別な権限がなくても社会的に責任が伴うことを留意して、平素から誘導技術の向上に
努め、道路交通法等を順守し、人や車両等の通行方法に沿った適正かつ的確な誘導を行い、もって、交通の円滑等を図ることが重要である