【防犯コラム】子どもを守るための家庭での指導ポイント

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子どもを狙う不審者による声かけ・つきまとい事案が各地で発生しており、
保護者が日頃から防犯意識を高めることが重要です。
本コラムでは、家庭で繰り返し教えるべき基本行動と、
身近な場所で起こり得る危険への対策をまとめました。


目次

■ 子どもを守る「4つの基本行動」

① ひとりにならない

子どもがひとりでいる時を不審者は狙います。
登下校、公園、買い物中など、可能な限り単独行動を避けるよう指導します。

② ついていかない

「お菓子をあげる」「道を教えて」などの甘い誘いは典型的な手口です。
知らない人には絶対について行かず、
知っている大人でも親に伝えずついて行かないことを徹底します。

③ 大声で助けを呼ぶ

恐怖を感じたら迷わず「助けて!」と叫び、周囲の大人に知らせる習慣をつけます。

④ 外出時は家族に知らせる

「誰と」「どこで」「何時まで」を伝えてから出かけることを徹底し、
位置情報を家族が把握できるようにします。


■ 特に注意すべき場面

● 車からの声かけ

「家族が事故に遭った」「病院に連れていく」など、
嘘の理由で車に乗せようとする手口が増えています。
不用意に車に近づかず、家族以外の車には絶対に乗らないよう指導します。

● 店舗内

人気のない場所(トイレ・棚の裏)で声かけ事案が発生しています。
小さな子どもをひとりで店内に放置せず、トイレも大人が確認してから利用させます。

● マンション・エレベーター

子どもがエレベーターで不審者に身体を触られるケースがあります。

  • 乗る前に周囲を確認
  • 知らない人と二人きりで乗らない
  • 非常ボタンの近くに立つ
    などを徹底します。

● 公園

公園の死角(トイレ、遊具の裏)に不審者が潜む事例があります。
ひとりで遊ばせず、複数で行動させることが重要です。

● 留守番中

不審者が留守確認のため子どもに声をかけ、侵入しようとするケースがあります。
留守番時は「知らない人には応答しない」「鍵を必ず閉める」を徹底します。


■ 防犯ブザーの役割と管理

防犯ブザーは、危険から身を守る即効性のあるツールです。
ランドセルなどすぐ手の届く場所に装着し、
定期的に電池を交換して常に使用可能な状態にしておきます。


■ まとめ

子どもの安全を守るためには、
日常の声かけ・習慣づけ・環境確認 の積み重ねが不可欠です。
家庭・学校・地域が連携し、継続的に防犯教育を行うことで、
子どもが犯罪に巻き込まれるリスクは大きく減少します。

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