「日本年金機構をかたる詐欺電話」について、実際に報告されている“録音内容に近い例”と、音声だけで見抜くポイント
📞 詐欺電話の【具体的な音声例】
① 自動音声ガイダンス型(非常に多い)
▶ 録音例(再現)
「こちらは日本年金機構です。
重要なお知らせがあります。
手続きが完了していないため、年金の支給が停止される可能性があります。
詳細をお聞きになる方は、1番を押してください。」
🔍 音声での見抜きポイント
- ❌ 自動音声+番号操作を求める
- ❌ 「停止」「至急」「重要」など不安をあおる言葉
- ❌ 名乗るだけで、氏名や担当部署を言わない
👉 日本年金機構が自動音声で操作を求めることはありません
② オペレーターにつながる型
▶ 録音例(再現)
「年金機構の◯◯です。
あなたの年金について確認事項が発生しています。
本人確認のため、生年月日と住所を教えてください。」
🔍 音声での見抜きポイント
- ❌ 本人確認を電話で聞き出す
- ❌ 担当者名があいまい(フルネーム・部署なし)
- ❌ 折り返し番号を言わない or 携帯番号
👉 本物は
「文書で送っています」「年金事務所へ来所を」と案内します
③ ATM・返金をにおわせる型(超危険)
▶ 録音例(再現)
「年金の計算に誤りがあり、
過払い分が発生しています。
本日中であればATMで手続きが可能です。
今から案内しますので、銀行へ向かってください。」
🔍 音声での見抜きポイント
- ❌ ATMで年金手続きという時点で100%詐欺
- ❌ 「今日中」「今すぐ」
- ❌ 電話を切らせない
👉 年金の返金は
ATM・電話・LINEでは絶対に行われません
④ SMS・留守電誘導型
▶ 留守番電話の例
「日本年金機構からのご連絡です。
手続きに不備があります。
至急、こちらの番号までご連絡ください。」
🔍 音声での見抜きポイント
- ❌ 折り返しを強要
- ❌ 具体的な内容を言わない
- ❌ フリーダイヤルではない番号
🧠 音声だけで見抜く【決定的サイン】
✔ 自動音声
✔ ボタン操作を求める
✔ ATM・返金・過払い
✔ 個人情報を口頭で聞く
✔ 「今すぐ」「今日中」
✔ 不安を強調する言い方
👉 1つでも当てはまれば即切断
🛑 正しい対応(覚えておく言葉)
📌 電話が来たらこの一言でOK
「電話では対応できません。文書で送ってください。」
その後
即切る → 家族に相談 → #9110(警察相談)
