【今日の防犯】

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自宅はマーキングされてないか?

「マーキング」は、空き巣や訪問販売員が「その家の攻略情報」を仲間に共有したり、自分自身の備忘録として残したりする暗号です。

気づかずに放置すると「防犯意識が低い家」とみなされ、標的になるリスクが高まります。

  1. マーキングが書かれやすい場所
    まずは、以下の場所を「指でなぞる」ようにチェックしてみてください。非常に小さく(数ミリ〜1センチ程度)、ペンやひっかき傷で書かれていることが多いです。

・表札の隅や裏側

・郵便ポストの側面や底

・インターホン(チャイム)の上下左右

・ガスメーター、電気メーターの配管

・玄関ドアの枠、ドアクローザーの隙間

  1. 代表的な記号とその意味(最新の傾向)
    アルファベット、数字、記号を組み合わせて「家族構成・時間帯・攻略難度」を表します。

【人物・属性を表す】

M:男性(Man)

W:女性(Woman)

S:一人暮らし(Single)

F:家族(Family)

ロ・K:高齢者(老人・Koureisha)

ア:アルバイト(不規則な生活)

【状況・時間を表す】

8-17R:8時〜17時は留守(R=留守)

SS:土日休み(Saturday, Sunday)

△ / 〇 / ×:△(脈あり)、〇(狙い目)、×(断られた・厳しい)

【シールの色による意味】(最近増えています)

ペン跡よりも目立たないため、丸いカラーシールが使われることもあります。

金色・赤色:ターゲット(金持ち、契約しやすい、侵入しやすい)

青色・黒色:不在が多い、あるいは断られた(今は狙わない)

  1. マーキングを見つけた時の「3ステップ」対処法
    もし見つけても、パニックになる必要はありません。「気づいているぞ」と示すことが最大の防御になります。

証拠写真を撮る まずはスマホで撮影してください。警察に相談する際や、近所での注意喚起に役立ちます。

すぐに消す(最重要) 「この家の住人は細かい変化に気づく(防犯意識が高い)」と相手に思わせるため、速やかに消去します。

マジックの場合:除光液やクレンジングオイルで落ちます。

傷の場合:同系色の補修ペンやシールで隠します。

警察へ相談(「#9110」を活用) 実害がなくても、警察の相談専用ダイヤル「#9110」や最寄りの交番に「不審な印があった」と伝えてください。地域のパトロールを強化してくれる場合があります。

油断を誘う「新しい手口」

最近では、記号以外にも「物理的な仕掛け」で留守を確認するケースがあります。

ドアの隙間に紙屑や糸を挟む(帰宅してドアを開けると落ちるため、在宅を確認できる)

チラシをわざとはみ出して入れる(数日放置されていれば不在確定)

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