災害時の混乱や避難による不在に乗じて行われる窃盗は、**「火事場泥棒」**と呼ばれます。

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被災して精神的にも肉体的にも追い詰められている状況で、追い打ちをかけるような卑劣な行為ですが、残念ながら大きな災害のあとには必ずと言っていいほど発生しています。

具体的にどのような手口があり、どう防げばいいのかをまとめました。


1. よくある手口と狙われる場所

  • 無人の住宅を狙う: 避難指示が出て住民がいなくなった家屋に侵入し、貴金属や現金を盗みます。
  • 壊れた箇所から侵入: 地震などで壁が崩れたり、窓ガラスが割れたりした住宅は、施錠の意味がなくなり侵入が容易になります。
  • 避難所での置き引き: 避難所という「善意の場所」という安心感に付け込み、就寝中やトイレに立った隙に貴重品を盗みます。
  • 点検業者を装う: 「ガス漏れの点検です」「屋根の無料診断に来ました」と嘘をついて家に入り込み、隙を見て盗みを働いたり、後日高額な修理代を請求したりします。

2. 被災地で身を守るための対策

混乱の中で完璧な対策は難しいですが、以下の意識を持つことが重要です。

  • 避難時の施錠: 1分1秒を争う火災などは別ですが、避難する際は必ず鍵をかけるのが鉄則です。
  • 貴重品の携帯: 通帳、印鑑、現金、身分証明書などは、常に身につけておける「非常持ち出し袋」に入れて避難しましょう。
  • 避難所での管理: 避難所でも貴重品は肌身離さず持ち歩くか、枕元に置いて体の一部に触れるようにして寝るなどの工夫が必要です。
  • 「点検」を疑う: 災害直後にアポなしで来る業者は、基本的に疑ってください。名刺をもらう、身分証を確認する、その場ですぐに契約しないことが大切です。
  • コミュニティの目: 近所の人と声を掛け合い、「あそこの家は避難している」という情報を共有しつつ、見慣れない人物がうろついていたら注意を払う(または警察に通報する)ことが抑止力になります。

3. 法的な罰則

日本の法律では、災害に乗じたからといって直ちに刑が重くなる特別規定はありませんが、**「社会的非難が強い」**とみなされ、裁判で実刑判決が出るなど厳しく罰せられる傾向にあります。

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