「無料で点検します」という言葉をきっかけに家に入り込み、実際には必要のない高額な修理契約を迫るのが典型的な手口です。被害を未然に防ぐために、以下の対策を徹底してください。
🛡️ 被害に遭わないための3つの鉄則
- 安易に家に入れない・点検させない
- 「無料」という言葉に惑わされないでください。一度点検を許すと、「このままだと大変なことになる」と不安を煽り、その場で契約を迫られるケースが多いです。
- 身分証の確認と所属の照合
- 自治体(市役所など)の職員や、委託業者が突然訪問して、個人の宅地内の点検や清掃を勧誘することはありません。
- 不審に思ったら、その場で対応せず、名刺を受け取って一度ドアを閉め、お住まいの自治体の下水道担当部署に確認の電話を入れてください。
- その場で契約・支払いをしない
- もし点検を承諾してしまい「修理が必要」と言われても、その場ですぐに署名や捺印、現金支払いをしないでください。
- 必ず家族や信頼できる人に相談し、複数の業者から「相見積もり」を取ることが大切です。
💡 もし勧誘を受けて不安になったら
- 警察相談専用電話: #9110
- 消費者ホットライン: 188(いやや!)
- 強引な勧誘を受けたり、契約してしまったりした場合は、すぐにこちらへ相談してください。
下水道の不具合を装う手口は、高齢者が狙われやすい傾向にあります。ぜひ、ご家族や近所の方々とも情報を共有し、地域全体で警戒を高めていきましょう。
相手は「言葉巧みなプロ」ですので、曖昧な返事をせず、「うちは必要ありません」と意思を明確に伝えることが重要です。
また、相手に反論の隙を与えないために、**「自分で判断しない(できない)」「公的機関に確認する」**という姿勢を見せるのが効果的です。
🚫 具体的で効果的な断りフレーズ集
相手のタイプや状況に合わせて使い分けてください。
1. 玄関を開ける前の「インターホン越し」の断り方
最も安全な方法です。中に入れる必要はありません。
- 「うちは決まっている業者がいるので、結構です」
- 「今は手が離せないので、名刺だけポストに入れておいてください(後で市役所に確認します)」
- 「家の人(配偶者や子供)に、勝手に頼まないように言われているので、お断りします」
2. 「無料点検」を強調された時の返し方
「タダなら…」と思わせるのが彼らの狙いです。
- 「無料でも、トラブルになると困るのでお断りします」
- 「市役所のホームページで『突然の点検には注意』とあったので、まずは市役所に確認します」
- 「最近、点検してもらったばかりなので大丈夫です」
3. 「近所でもやっている」と言われた時の返し方
周囲がやっていると不安になる心理(同調圧力)を突いてきます。
- 「そうですか。うちはうちで判断しますので、結構です」
- 「お隣さんがどうされているかは関係ありませんので、お引き取りください」
4. しつこく食い下がられた時の最終手段
- 「これ以上勧誘されるなら、警察(または消費者センター)に通報します」
- 「帰ってください」(※法律上、退去を求めても帰らない場合は「不退去罪」に問える可能性があります)
⚠️ やってはいけない応対
- 「検討します」「今は忙しいです」 → 「後日ならOK」と解釈され、何度も来られる原因になります。
- 「主人がいないので…」 → 「主人がいれば契約の可能性がある」と見なされ、後でまた来られます。
- ドアを少しだけ開ける → 足を挟まれたり、強引に中に入られたりするリスクがあります。
💡 対策のアドバイス
もし可能であれば、玄関先に**「セールス・勧誘一切お断り」**のステッカーを貼っておくだけでも、一定の抑止力になります。
もし実際に業者が訪ねてきて不安な思いをされたのであれば、その業者の特徴や言い回しをメモしておきましょうか?それを元に、さらに具体的な対策を一緒に考えます。
自治体が実施する「本物の点検」と、悪質な業者を見分ける最大のポイントは**「点検の場所」と「お金の請求」**にあります。
自治体が個人の家の敷地内で点検を行い、その場で高額な料金を請求することは絶対にありません。
🔍 本物と偽物を見分ける4つのチェックポイント
| 項目 | 自治体(本物・委託)の場合 | 悪質な業者の場合 |
| 点検する場所 | 公道にある下水管がメイン。 | 宅地内(庭や家の中)の点検をしたがる。 |
| 費用の請求 | 基本的に無料(税金や料金で賄われる)。 | 後から「清掃代」「修理代」を請求する。 |
| 訪問の予告 | 広報誌やチラシ等で事前に周知される。 | 突然やってくる(「今近くを回っている」など)。 |
| 身分証明書 | **「立入検査証」**や腕章を必ず携帯している。 | 名刺のみ、または曖昧な社名の名札。 |
⚠️ ここが決定的な違い!
- 「宅地内」は自己管理が基本 個人の敷地内(排水口から「公共ます」まで)の管理は、本来は所有者の責任です。そのため、自治体が勝手に敷地内に入って点検したり、清掃を勧めたりすることはありません。
- 「無料点検」のあとの「有料修理」 自治体がもし点検を行ったとしても、その場で「修理が必要だから〇万円です」と現金を要求したり、契約書を書かせたりすることは100%ありません。
🚨 相手が「自治体の委託です」と言い張る場合
相手が公的機関を装っている場合は、以下の2ステップで対処してください。
- 「立入検査証」の提示を求める 自治体の職員や委託業者は、法律に基づいた「立入検査証(顔写真付きの身分証)」の携帯が義務付けられています。これを見せようとしない場合は偽物です。
- 「役所の〇〇課に今から電話して確認します」と言う 本物の業者であれば、確認されることを拒みません。焦ったり、立ち去ろうとしたりする場合は間違いなく悪質業者です。
豆知識: 道路陥没などの事故調査であっても、自治体が個人の家の排水管を一本ずつ有料で直して回ることはありません。
「うちは市役所に直接問い合わせてから決めます」と伝えて、一度ドアを閉めるのが一番の防衛策です。
もし、家の外に不審なマークやシールが貼られていないか、確認してください。
