空き家が狙われる最大の理由は、犯人に「この家は管理されていない(=侵入しても気づかれない、逃げやすい)」と確信させてしまうことにあります。
空き家防犯を強化する3つの視点
- 「人の気配」を演出する
犯人は事前に下見をすることが多いため、放置感をなくすことが重要です。
センサーライトの設置: 人の動きに反応して点灯するライトは、夜間の侵入抑止に非常に効果的です。
タイマー式照明: 室内の一角に、夜間だけ自動で点灯するタイマー付き照明を置くと、在宅しているように見せかけられます。
ご近所への挨拶: 隣家の方に「時々様子を見てほしい」と伝えておくだけで、不審者への声掛けや異変の早期発見につながります。
- 「侵入に時間をかけさせる」工夫
侵入に5分以上かかると、多くの泥棒は諦めると言われています。
補助錠の徹底: 窓の上部や下部にもう一つ鍵があるだけで、心理的・物理的な障壁になります。
防犯砂利の活用: 庭や窓の下に、踏むと大きな音がする「防犯砂利」を敷くのも有効です。
- 「死角」をなくす
高い塀や生け垣の整理: 外からの視線を遮りすぎると、一度侵入された後に犯人が周囲から見えなくなってしまいます。適度に見通しを良くしておくことが防犯につながります。
管理が難しい場合のチェックリスト
遠方に住んでいるなど、こまめな管理が難しい場合は、以下のようなサービスの検討も一つの手です。
項目 内容
空き家管理サービス 月に一度の巡回、清掃、郵便物転送などを代行。
警備会社のホームセキュリティ センサーが異常を検知した際にガードマンが駆けつけ。
自治体の空き家バンク 活用予定がない場合は、賃貸や売却を検討し「空き家」自体を解消。
防犯対策
- センサーライト:視覚的な威嚇
犯人は「光」を嫌います。空き家の場合、電源の有無によって選ぶタイプが変わります。
給電方式の選び方
ソーラー式: コンセントがない屋外に最適。最近はパネル分離型もあり、日当たりの良い場所にパネルを置けば、本体は日陰の軒下でも使えます。
乾電池式: 配線不要でどこでも設置可能。電池切れに注意が必要ですが、LEDタイプなら1年以上持つものが多いです。
機能のポイント
「点滅モード」付き: ずっと光るだけでなく、パッパッとはげしく点滅するタイプは、より「警告」のメッセージが強く、犯人を焦らせる効果があります。
- 補助錠(サッシ用):物理的な阻止
窓の鍵(クレセント錠)付近のガラスを割り、手を入れて開けるのが泥棒の常套手段です。
設置場所
上下2箇所: 窓の「一番上」と「一番下」の両方に付けるのがベストです。屈まないと外せない位置、背伸びしないと届かない位置に鍵があるだけで、侵入にかかる時間が大幅に増えます。
選び方のポイント
「鍵付き」タイプ: 補助錠そのものを外されないよう、取り外し可能なツマミ(鍵)が付いているタイプが最も安全です。ツマミを外して別の場所に保管しておけば、ガラスを割られても窓は開きません。
- 防犯フィルム:ガラス破りの防止
空き家は大きな音がしても気づかれにくいため、ガラス全体を強化することが重要です。
選び方のポイント
「CPマーク」付きを選ぶ: 官民合同会議の厳しい試験をクリアした証です。5分以上の侵入抵抗性能が認められています。
部分貼りより「全面貼り」: 鍵の周りだけでなく、ガラス全面に貼ることで、バールによる打ち破りにも強くなります。
注意点
厚さ: 最低でも350ミクロン以上の厚みがあるものを選んでください。薄いフィルムは飛散防止にはなりますが、防犯効果は低いです。
+αであると便利なもの
防犯ステッカー: 「警備会社巡回中」や「防犯カメラ作動中」というシールを、目線の高さ(窓や門扉)に貼るだけで、下見の段階でターゲットから外れる確率が上がります。
ダミーカメラ: 質の良い(本物に見える)ダミーカメラを、雨樋などに設置するのも低コストで効果的です。
