年末の慌ただしい時期、電車内でのトラブル対策は非常に重要ですね。特に混雑する時間帯や忘年会シーズンは、注意力が散漫になりやすいため、事前の「防犯意識」が最大の武器になります。
今日から意識できる具体的な対策をまとめました。
- チカン対策:
隙を作らず、物理的距離を保つ
チカンは「抵抗しなさそうな人」や「死角」を狙います。
車両選びと立ち位置:
女性専用車両を積極的に利用する。
車両の中央付近に立つ(ドア付近は乗り降りの混乱に乗じて被害に遭いやすく、逃げられやすい)。
なるべく壁やドアを背にしない(背後に隙間を作らない)。
スマホに没頭しすぎない:
イヤホンで音楽を聴きながらスマホに集中していると、周囲への警戒心がゼロに見えてしまいます。時々顔を上げ、周囲を見渡すだけでも抑止力になります。
「防犯ブザー」や「アプリ」の準備:
声が出せない時のために、警視庁の防犯アプリ「Digi Police(デジポリス)」などを入れておくと、画面表示で周囲に助けを求められます。
- スリ・置き引き対策:
バッグは「前」が鉄則
混雑した車内では、知らない間にカバンを開けられるリスクがあります。
バッグの持ち方:
リュックやショルダーバッグは必ず体の前に抱える。
ファスナーの引き手を手で押さえておくと、より確実です。
ポケットを過信しない:
ズボンの後ろポケットに財布やスマホを入れるのは厳禁です。
コートのポケットも、満員電車では抜き取られても気づきにくいので避けましょう。
居眠りに注意:
お酒を飲んだ後の帰宅時は要注意です。網棚に荷物を置いたまま寝込んでしまうのは、置き引きの格好のターゲットになります。
- もし被害に遭いそうになったら・見かけたら
その場を離れる: 少しでも「おかしい」と感じたら、次の駅で降りるか、別の車両へ移動してください。
周囲に知らせる: 勇気がいりますが、「やめてください」と声を出すか、近くの乗客の目を見る、あるいは非常通報ボタンを活用しましょう。
今日の心がけ
「カバンは前、意識は外へ」。 スマホから少し目を離して、周囲の状況を把握する余裕を持つことが、一番の防犯になります。

