①司法官憲が令状を発する際の判断事項は、犯罪の嫌疑の有無のみならず、逮捕の必要性の有無に及ぶことは当然である
②現行犯逮捕を令状主義の例外としたのは、犯罪と犯人が明白であり、犯人を逮捕しなければ逃走するおそれがあることなどから、逮捕権の濫用となるおそれが少ないことによる
③憲法第33条は、逮捕状によることを要しない場合として「現行犯」をあげているが現行犯には準現行犯は含まれない
④憲法第33条にいう「権限を有する司法官憲」とは、裁判官のことをいう
⑤憲法第33条は「何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となっている犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない」と規定するが、本条の趣旨は令状主義を確立し、捜査機関による不当な逮捕を防止することにある
答え ③ 準現行犯も含まれる
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