雑踏警備2級の主な学科、実技 内容


・警備業務の基本的事項
・警備業務実施の基本原則
・警備員の資質の向上

・関係法令
・警備業法その他警備業務の適正な実施に必要な法令
・雑踏警備業務の実施に必要な法令

・群集の規制等


・雑踏警備業務用資機材使用の群集の整列
・雑踏警備業務用資機材の種類、使用用途等
・群集の特性

・事故発生時における応急措置
・事故発生時における警察機関その他関係機関への連絡
・負傷者の救護と危険防止等の措置
・護身用具の取扱い
・その他事故の発生時における応急の措置


特別講習 実技試験 2級


・負傷者の搬送要領


 試験課題は、片足を捻挫した負傷者の搬送・意識がない負傷者の搬送し回復体位をとる
 負傷者の搬送
 回復体位
 

・徒手の護身術(基本)


 「構え」正面の構え・右の構え・左の構え
 「体さばき」後ろさばき
 「離脱技」ひじ寄せ・手内回し・片手外回し・突き離し 

・緊急車両の誘導路確保のための広報要領(文言のみを紹介)
1 ご通行中の皆様にご協力をお願いします。間もなく前方の交差点を救急車が通過しますので、その場でしばらくお待ちください。
2 ご通行中の皆様にご協力をお願いします。後方から救急車が来ますので、道路の中央から左側の部分を通行して下さい。
3 ご通行中の皆様にご協力をお願いします。間もなく救急車が発進しますので、その場でしばらくお待ちください。
4 ご通行中の皆様にご協力をお願いします。救急車が前方を横断しますので、その場でしばらくお待ちください。


・警備隊本部への連絡要領(主に文言のみを紹介)
 雑踏事故の想定内容に対してトランシーバーと無線機にて警備隊本部へ連絡します。
(トランシーバーにて連絡)
警備員    至急、至急、警備隊本部、警備隊本部、こちらは○○。
本 部    ○○、○○、こちらは警備隊本部、どうぞ。
警備員    ○○付近にて、××の雑踏事故発生、どうぞ。
本 部    ××の雑踏事故発生の件、了解。なお、感度不良のため、有線電話に切替えて再度連絡せよ、どうぞ。
警備員    有線電話に切替えて連絡する件、了解。以上○○。
(電話機にて連絡)
本 部    はい、警備隊本部です。
警備員    ○○です。
事故発生時間**時**分、(なぜか?)にて転倒した(だれか?)に、次々○人が倒れこみ、下敷きになった(だれが、どこを)負傷、救急車を手配願います。
なお、負傷者を安全な場所に移動したため群集の流れは正常です。
本 部    了解。
(書き)は、想定状況により詳細が入ります。


・群集の整列規制要領(主に文言のみを紹介)
警備員    実施します。
警備員    入場整列口はこちらです、前の方に続いて、ゆっくりとお進み下さい。
本 部     ○番、○番、こちらは警備隊本部。
警備員    警備隊本部、警備隊本部、こちらは○番。どうぞ。
本 部    会場内混雑のため、入場整列口を一時閉鎖のうえ、縦蛇行規制に変更せよ、どうぞ。
警備員    縦蛇行規制への変更の件、了解。
本 部    以上、こちらは警備隊本部。
警備員    現在、会場内が大変混雑しています。
入場進路の変更を行いますので、しばらくお待ちください。
警備員    閉鎖よし。
警備員    よし。
警備員    警備隊本部、警備隊本部、こちらは○番。
本 部    ○番、○番こちらは警備隊本部、どうぞ。
警備員    縦蛇行規制への切り替え完了、入場整列口を開放してよいか、どうぞ。
本 部    切り替え完了の件、了解。入場整列口を開放せよ、どうぞ。
警備員    了解、以上、こちらは○番。
警備員    大変お待たせしました。足元にご注意の上、ゆっくりとお進み下さい。
警備員    終了しました。
<特別講習 試験科目(修了考査科目)>
 ① 群集の整列規制要領
 ② 負傷者の搬送要領
 ③ 徒手の護身術
 ④ 緊急車両の誘導広報要領
 ⑤ 警備員による群集規制要領
 ⑥ 警備隊本部への連絡要領
 ⑦ 学科試験